『花びらは散っても、花は散らない。』
これは、真宗大谷派の方の著書に記された言葉なのですが、
私はこの言葉が好きです。
花びらが散ったからといって、花はそれで終わりではなく、
花びらが散り、土に返って、来年も再来年もまた花を咲かせます。
花びらは散っても、花は散らない・・・。花は心の中で咲き続ける・・・。
大切な人は、思い出と共に心の中で生き続ける。永遠に・・・。
私は写真家ですが、尼僧でもありますので、仕事柄、悲しみの場面に
立ち合うことがあるのですが、その時にふと感じとることがあります。
それは、亡くなられた方が、残していく人達のこれから先のことを
とても想われているということです。
そしてその時にふと思い出す歌があります。誰が読まれたかは不明ですが。
『ひとつとて麗しきことのあるからは又(また)も良事(よきこと)の来り栄む』
この歌は喜ばしいことや、幸せに思えることが一つでもあったのなら、必ず
また吉事(よきこと)が重なりやって来て栄えることでしょうという意味です。
『一日も早く平常心を取り戻し、前を見て元気に一生懸命に自分の人生を
楽しみながら歩いていって欲しい・・・。
悲しみを乗り越えてくれたなら、そのすぐ先に嬉しいことも、幸せなことも
やってくるから・・・うんと幸せになってね・・。』
そんな想いを伝えて欲しいと託されたような気がします。
【別涙(べつるい)】
別れを惜しむ涙。
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