新しい月の始まり。
「師走」は、僧がお経をあげるために東西を馳せる忙しい月が
由来となっているという説がありますが、一年の締めくくりの月。
僧に限らず誰しもが何かと忙しい月ですね。
私も月初めでいろいろと慌ただしくしていたのですが、ふと、
『忙中(ぼうちゅう)閑(かん)を偸(ぬす)む、苦中楽しみを作(な)すと謂うべし』
という言葉が飛び込んできました。
これは、忙しい中から静けさを作り出し、忙しい中からわずかな暇を見出して
楽しむことをいいます。
忙しい時こそ心安らげ、わずかな時間でも楽しむ時間を作り出せるゆとりこそが
大切なのだということを、改めて諭されたような気がしました。
【 真楽(しんらく)】
自分、他人、そして万人と共に楽しむ。